Adios 2011
一番好きな場所で、新しい年を迎えることにしました。
毎年通っているけど、
今年はもう来れないかな?と思っていた。
2011年のうちにここに戻ってくることができて良かった。
誰の心にも三月の震災は大きかったと思います。
私個人的には、今までの人生でのなかでも、
立て続けに短期間に、凝縮して大きな出来事が起こった年。
ずっと迷っていたことに答えが出はじめた。
自分の可能性に分かりやすい形で気付かされた。
重く辛いことが突然降りかかった。
人の死。
お別れ。
たくさんのものを同時に手放し、捨て、失った。
その渦中で真剣に集中してやること、得るものが次々にやってくる。
なんだか、止まらせてもらえなかった。
「動かされた。」
このひとことが、よく浮かびます。
もちろんチョイスしたのは自分自身なんだけど。
忘れられないのは8/5と8/6。
お葬式、作曲、レコーディング、
フリーダイビング大会、自己ベスト、
日本代表内定、引越し準備。
これらがこの2日間のなかにあった。
音楽とフリーダイビング。
ライブはほぼ、やらなかったけど、
作家として短期間で集中してたくさん曲を書いて歌った。
10月、フリーダイビング日本代表になった。
沢山のひとに応援してもらい、日の丸を付けて世界選手権へいけた。
自分の人生が、これからまた夏に向かって行く予感が、
少し感じられるようになっていた。
今は長い台風が過ぎ去ってったような気分。
真剣に、音と海と人に向き合った。
そこで気付いたのは、
自分にも人にも正直に向き合えない、嘘をつく、ということは、
命に関わる。ということ。
フリーダイビングはそこが直結するし、
調和が取れなくなった人を、自然界は簡単にさらって行く。
陸にいても日常生活でも間違ったことに気付かず進んでしまえば、
メンタルもフィジカルもおかしくなる。
わたしの大事なひとたち。
良いお年をお迎えください。
支えてくださってありがとうございました
春のような暖かさ
宮古島 インギャー とぅんからや にて