CITROBAL MARINA

S k i n d i v i n g & F r e e d i v i n g  S c h o o l

2016 謹賀新年


あけましておめでとうございます。
2015年もシトロバル・マリーナをご愛顧頂き、
またフリーダイビング選手としてご支援頂き、ありがとうございました。


昨年を振り返りますと。

スクールでは過去最多でご新規の方がシトロバル・マリーナにスキンダイビングを習いに来てくれました。
スキンダイビングがブームであることと「自己流ではなく習って安全に潜る」というスタイルにシフトしつつあるのを肌で感じることができました。
それゆえ、生徒さんにとっての最初のインストラクターとして責任重大でもあり、とてもやり甲斐もあり、私を選んで来てくださったみなさんの素潜りライフを、安全にずっと末長くお手伝いをして行きたい、と改めて思いました。


新しいライセンスとして、
ずっと勉強し続けてきたアプネア・アカデミーのフリーダイビングインストラクターの資格をアクティブにし、正式に活動開始しました。
人口が増えつつあるフリーダイビング
しかしながらフリーダイビングは適切な指導と育成がなければ、危険と隣り合わせ。
そのために厳しいインストラクター試験と、日本と海外での課題と勉強をじっくりと時間をかけて学んできました。(1度落ちました!笑)

アプネア・アカデミーの教育理念をもって、フリーダイビングの指導にも力を入れていきます。
安全第一かつ「エレガントなフリーダイビング」であること。
師匠のウンベルトからも、先輩たちからも教わってきたことを、私も継承し伝えて行きます。

フリーダイビングは哲学的なスポーツです。
学びや気付き、ストーリーもドラマも沢山あります。
その味わいをじっくりと皆さんと末長く共有していくのが夢です。

そして昨年はAIDAインターナショナルのジャッジ資格も取得したので、より現場の指導や大会に実践的に活かして行きます。



そして選手として。
2015年6月の世界選手権にも3度目の日本代表選手として出場しました。
昨年はDYNでは自己ベストに一歩及ばず悔しかったですが2015年の日本女子ランク1位、DNFで2度の自己ベストも経験でき、新しい種目の面白みも味わえました。
ですが、世界選手権の現場ではシビアな経験もしました。
一選手として、譲れないものや、大会での環境作りの甘さを痛感する結果となりました。
これは私個人はもちろんのこと、各選手、フリーダイビング界がもっと意識を高めなければならないことだと思っています。
世界選手権は、自立した選手として行く場所であるべきです。
その上で初めて仲間との協力が初めて成り立つのです。

2年に一度の個人戦ですが、イレギュラーで2016年6月フィンランドで世界選手権が開催されます。
4度目の出場と今年こそ自己ベスト目指し、頑張ります。
その前に4月の館山大会も!まずはここをターゲットにトレーニング始動します。



私事ですが、
2015年の年末、師匠のような恩人を突然失いました。
仲間も皆、大きなショックを受けています。
正直まだきちんと受け入れられない自分もいます。

彼が教えてくれたものは宝物です。
彼とやりとりしたメール、教えてくれた数々のメソッド。
それらをひとつひとつじっくりとこれから開いて、生かして行きます。
彼のフリーダイビングへの造詣はあまりにも深すぎて、沢山勉強しなければ咀嚼できない。
そして彼が目指していた世界。行きたかった場所。やりたかったこと。

「美弥子さん、俺、CWT-100mまた申告しますよ。いつになってもいいから。」

彼は日本で2番目に深く潜る男でした。

私は、彼に喜んでもらえる潜りをしよう、恥じない潜りをしよう、と決めました。
もっともっとメンタルもフィジカルも成長しないとね。
だからみんなを見守っててね。
ジャックといっしょに。


2016年、みなさまにとって、安全で素晴らしい年になりますように。
良い水や仲間に恵まれますように。
本年もどうぞ宜しくお願いします。