CITROBAL MARINA

S k i n d i v i n g & F r e e d i v i n g  S c h o o l

久々に日記のようなもの。

今年最後のフリーダイビング大会まであと5日。
最後までジタバタするか、もうなにもしないか。。。

今年得意としているプールでのDYNダイナミックウィズフィン(平行潜水)でエントリー。
この2ヶ月かつて無いほどにフォーム改造も上手く行ってフィジカル面では、11月中旬に最高のコンディションをむかえた。と自分で勝手に思ってる。
半年ぶりに自己ベスト近くまでの泳ぎもできちゃった。161m。自己ベストは165m。
コーチの金ちゃんにも、
「美弥子ちゃんはどっちかってーとずっと安定しない泳ぎの適当な人だったんだけど、ここ最近は安定が良い。ま、これまでテキトーでも泳げちゃってたんだけど。」と言われた。

なのに先週から急にメンタル面に変化が。
ノルマ量を増やしたせいなのか、調子が良かったせいなのか。
分析癖がついてしまって、マニアックな性格が仇に。
その日のMAXを泳ぐ前はナーバスになり、水に入ってからは余計なことを考えながら泳いでいる。
何セット泳いだら、この距離はやっつけられる、とか。
昨日の練習はここ数ヶ月の最低距離。完全なメンタル負け。息も吐きまくり。楽しみ方も忘れがち。
ある程度の距離まで意地で持っていくこともできてしまったせいか、まったく気持ちよく息を止めて泳げない。
昨シーズン、息止め種目のスタティックで代表になってからメンタルスポーツだということをイヤというほどわかったからこそ、ダイナミック種目は「えへへ」「へらへら」とここまで敢えて細かい事をあまり気にせずやって成功してきたのに、
急に真面目チャンになってしまって、自分の粗ばかり探して泳いでいる。
こりゃ、良くない。
過渡期。壁。なんだな。きっと。ビギナーズラックは終った。

私のフリーダイビング、究極のスタイルは「気分」
絶対にここに行きたい!と思って泳がない。がむしゃら、あまりなし。

特にプール競技のダイナミックは、その日のメンタル=気分で泳ぐ距離なんて50mくらい軽く変わる。
「苦しいけどノルマまで泳がなきゃいけない!頑張らなきゃ!」になるか、
「もういつ上がってもいっか〜、でももうちょっと楽にして泳ぐ?」になるか。
記録が出るのは毎回後者。テキトー高田純次フィーリング。

「試す」の心意気がないとだめだな。
ちょうどいいワクワク感も出ないし、がむしゃらに頑張って伸びる人じゃないからな。
大きな記録が出たときのことを、美化しているからいけない。
自分が出してしまった自己ベストの数字の大きさに、怖くなってしまうときもあるし、近くまで行けてしまったという日もある。
あんときも、このときも、すんなりできたわけじゃなくてそれなりにジタバタと苦しかったはずなのよね。
でも受け入れて受け流して、カラダを飼いならすようなメンタルがないとね。出ないのよね、いいパフォーマンス。
つくづく、いやになるほど、メンタルのスポーツですな、フリーダイビング

欲しいフォームも手に入れて、安定した泳ぎも出来るようになったというのに、まだなにか欲があるのかもしれない。ここで満足しなさいよ、私のメンタル。。。笑。

音楽もまったくおなじ。良く似ている。
やればやるほど、性格が出て来て、おなじようなプロセスをいま踏んでいる。
歌もピアノも作曲も、チカラの抜けた自由な発想がでる状態でなければ、予想外の良い物にはならない。
狭く縛り付けてるのは、誰かのせいでもなく、自分だけ。
リラックスするための集中力、良い意味での図太さ、タフさ。いま欲しいもの。
繊細さから生まれるものもたくさんあるけど。


12/16日曜。
大会はいつもトレーニングしているプールのシャトー武蔵小金井で。どんな泳ぎになるのかな。
水の流れに任せられたらいいな。今の状態だと戦ってしまいそう。
私の良いときは水とケンカしない、水を滑るような泳ぎのとき。
さあ、最後までジタバタやるか。フィジカルを信じてもうなにもしないか。
はじめてのダイナミックでのスランプ。
これさえも手玉にとるように楽しめたら面白いのにな。
他人から見ればなんともつまんない他愛のないことだもの。